学生のオスグッド病

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オスグッド病でお悩みの方

  • 膝を伸ばすと痛い
  • ジャンプ等の着地で膝が痛い
  • しゃがむと膝が痛い
  • 痛くて正座ができない
  • 膝が痛くて走れない
  • 膝のお皿の下が腫れている

など…

オスグッド病は思春期に激しいスポーツ等をしている子に多く発症します。

一般的な原因でよく言われているのは

◆成長痛
◆太ももの筋肉が硬くなっているから

などと言われます。
上記は大まかな症状の一覧です。

オスグッド病の原因とは・・・?

オスグッド病は、一般的には思春期の成長痛が原因と言われることが多いです。
しかし、もし原因が「思春期の成長痛」なのだとしたら、同じ年齢、同じ部活動をしている子は全員がオスグッド病になるはずです。
しかし、同じ部活動内でもオスグッド病になってしまう子、ならない子がいるはずです。
その違いは、「正しい体の使い方ができているかどうか」にあると考えます。

オスグッド病は、太ももの前側の筋肉の
「大腿四頭筋」の付着部である膝のお皿の下側に炎症が起き、痛みと腫れを引き起こします。

思春期の成長過程である膝の成長軟骨にこの「大腿四頭筋」の引っ張る力が繰り返し加わることで、成長軟骨部が剥離することで生じます。(日本整形外科学会)

身体の使い方が正常ではなくなり、
太ももの前側の筋肉に、必要以上に負担がかかってしまっている状態のときに発症しやすいと言えます。

負担がかかりやすい状態とは・・・?

太ももの前側の筋肉である「大腿四頭筋」は、4つの筋肉が合わさって構成されています。

本来、この筋肉は股関節を曲げる時と膝を伸ばすときに筋肉が縮こまり力を発揮します。

膝を伸ばしたときは、それぞれの筋肉に力を分散するはずですが、「正しい体の使いかができていない」という場合には、膝を伸ばしたときに、中央と外側(大腿直筋と外側広筋)にかかる負担が大きくなり、膝の内側の筋肉はうまく使えていない状態となります
大腿直筋と外側広筋は大きい筋肉なので、成長軟骨を引っ張る力も大きく加わってしまいます。

また、「大腿四頭筋」には「股関節を曲げる」という動作も含まれます。

股関節を曲げる動作のときに「正しい体の使い方」ができている状態であれば、大腿四頭筋以外にも

「腸(ちょう)腰筋(ようきん)という体幹の筋肉にもしっかりと力が入る為、股関節を曲げた際に「お腹」に力が入っているのを感じ取れます

しかし、正しい体の使い方の出来ていない状態であれば、体幹の筋肉である「腸腰筋」にしっかりと力が入っておらず、大腿四頭筋にかかる負担が大きくなる為、これもまたオスグッドになりやすい状態と言えます。

大腿四頭筋をストレッチやほぐしてもらったりしたけど治らなかった

たしかに大腿四頭筋が固くなっているので、その筋肉の柔軟性をつくるのは重要です。
しかし、そもそも大腿四頭筋の牽引力(引っ張る力)が原因で発症してしまうのに対し、ストレッチでさらに筋肉を引っ張ってしまっては、症状がより強く出てしまうのではないでしょうか。
「硬くなっているからストレッチで伸ばす」という単純なことではないので、正しい処方をすることが大事になります。

オスグッド病を改善していくには・・・?

まずは、当院独自の矯正テクニックを使い、
「インナーマッスルの活性化と、正しいカラダの使い方」
を取り戻し、大腿四頭筋にかかる負担を軽減させます。
その後、
大腿四頭筋の固さに関係のある、足首の調節、股関節の調節などを行い、筋肉の柔軟性を創っていきます。

また、治療だけでなくお家で出来るリハビリ等もお教え致しますので、しっかりやっていただくと早期改善、痛みを繰り返さない状態も作りやすくなっていきます